今回は心配なことがあり、お知らせいたします。

不要不急の医療機関への受診控えも推奨されておりましたが、最近では必要な受診も控えてしまい、大事に至る事の懸念も指摘されつつあります。

特に当院は心臓内科を標榜しております。小さいクリニックではありますが、心筋梗塞の症状でお越しになり、急遽病院へ搬送させていただくケースも数件ございました。その中には、外出自粛を守り、症状があるにも関わらす受診を控えていたという方もいらっしゃいました。症状がある方は、我慢せずに受診してください。心臓の症状は、命に関わるケースもあります。不要不急ではなく、必要な受診です。不安なことがあれば、電話診療でもよいのでご相談ください。

慢性疾患等でお薬を継続されている方も、必要があって処方されているお薬ですので、飲み続けるようにお願いいたします。足りなくなったら電話診療でも結構ですので、お薬を入手していただき、服薬を継続してください。

心配な循環器疾患の症状

①軽い動き・運動で症状が出る
②症状が出る頻度が多くなっている
③症状の持続時間が長くなった
④これまでと違う痛みがある
⑤冷や汗が出る

 

他にも動悸・息切れ・胸痛・むくみなど、「普段と違うな」と思ったら受診をおすすめいたします。

それとは別に、心疾患とは関係がない、自粛疲れや日常の変化による、ストレスや自律神経の乱れによる「動悸」「息切れ」「微熱」等の症状も増えてきております。

ストレスに出会うと、交感神経が優位になります。それは、体の通常の防衛反応です。交感神経が優位になると、血圧を上げ、脳や筋肉に多くの血液を供給して戦闘モードに入ろうとします。それが続くと、血圧に異常が出たり、動悸・微熱・息切れの症状が出たり、攻撃的になったり、睡眠障害になったり、疲労感が出てきたりします。便秘にも関係があります。

またこちらの件は、長くなりますので別に書きたいと思います。

日常がガラッと変わったことにより、心・身体にも負担がかかっております。新型コロナウイルス感染に気を付けることはもちろんですが、日常の変化によるストレス対策も重要です。これから長い闘いになるともいわれておりますので、我慢の中にも、できるだけ楽しいことやリラックスできることを見つけて対応していきたいですね(自分にも言い聞かせております)。

当院では、電話診療も受け付けておりますので、必要に応じてご利用ください。受診すべきかどうか迷われている症状などがございましたら、ご利用いただけましたら幸いです。