循環器内科 検査

1. 心電図検査

心臓は微弱な電気が流れる事により動いています。心臓の電気的な活動の様子をグラフとして記録します。記録された波形の特徴から心臓病の種類と異常の程度を推定することができます。。検査は仰向けに寝て、両手首・両足首・胸の皮膚に直接電極をつけて行います。検査時間は1~5分程度です。不整脈や心筋虚血などを検出する検査となります。
[所要時間]約10分

心臓検診のイラスト(学校の健康診断) | かわいいフリー素材集 いらすとや

2.負荷心電図(マスター2階段試験)

安静時の心電図では発見できなかった狭心症や不整脈の誘発を目的に、運動をして心臓に負荷をかける検査です。安静時の心電図を記録した後、一定時間、階段昇降運動をしていただきます。運動後、数回心電図を記録していき心電図がどのように変化するかを観察します。特に狭心症の診断に有効です。
[所要時間]約10分~20分

運動負荷心電図検査 |

3.ホルター心電図検査

発作中の心電図を記録することを目的とします。
心電図を約24時間連続して記録するため、胸にシール(電極)を貼って小型の心電計を装着します。翌日来院していただき離脱します。この検査では一日にどれくらい心臓が動いているか、何回くらい不整脈が出現しているかが分かります。また、心電図の検査中に異常が現れなかった場合でもこの検査によって不整脈や心筋虚血の心電図異常を検出できることがあります。
[所要時間]約20分(装着)+24時間(装着後の記録)+約60分(取りはずし・解析)

毎日心電図の監視毎日使用するためホルターデバイスは心の出血を監視し ...

4.心臓超音波(エコー)検査

心臓の動きをリアルタイムに観察します。
心臓の筋肉の動きや、心臓の部屋と部屋の間にある弁の動きを超音波で観察する検査です。検査中は左を下にして横向きに寝ます。検査中は息を吸ったり吐いたりして呼吸を止めていただくこともあります。
心臓の動きや血液の流れなどが観察でき、正常に働いているかどうかを診断します。診断だけでなく、治療方法の選択、必要であれば手術時期の決定などにも役立ちます。
[所要時間]約20分~30分

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頚動脈超音波

首を走行している頚動脈という血管を超音波で観察します。頚動脈は全身の動脈硬化の状態を反映すると言われております。頚動脈の動脈硬化が進行すると、脳に流れる血流が阻害されてしまいます。血流が低下していないかの観察を行うために、仰向けに寝て、顔の向きを左右に傾けて検査します。

〔所要時間〕 約20分