2回接種による効果

現在国内で承認されているファイザー社のワクチンは2回接種が必須です。

2回接種し、その約2週間後には約90%の予防効果があるというデータが各国で示されてきています。

当初は、1回接種では50%くらい抑制効果しかないというデータも出ていました。最近では1回接種のみでも発症や感染を70~80%以上抑制するという報告がイギリス、イスラエル、アメリカから相次いでいます。しかし、ワクチン接種により出来る中和抗体(感染を防ぐ力のある抗体)の量は、1回接種のみでは個人差が大きいことも報告されています。

また効果が表れるまでは接種後2週間ほどの期間がかかると言われております。1回目の接種をしても翌日から大丈夫ということではないのですね。ワクチン接種後ある程度の感染抑制効果が表れるには少し時間がかかるという事を知っておくと良いと思います。

ワクチンによる高い抑制効果

ファイザー社のmRNAワクチンはランダム化比較試験という最も強い科学的根拠となる臨床研究によって、プラセボ群と比較して発症予防効果95%という非常に高い効果が示され、このような非常に高い有効性が示されたことから、海外そして日本でもこのファイザー/ビオンテック社のmRNAワクチンは承認されました。

この95%という数字は他のワクチンと比べても非常に高いものであり、例えば、最も効果が高いワクチンの一つである麻疹ワクチンの予防効果と同程度です。

世界保健機関によると、すでに世界中で6億人を超える人が(mRNAワクチン以外も含む)新型コロナワクチンを接種しています。

学ぼう!ワクチン 新型コロナと闘う>(中)ファイザー製、効果は? 発症率95%減 重症予防も期待:東京新聞 TOKYO Web

*図は東京新聞より

ワクチンは発症予防だけでなく感染そのものを防ぐ効果がある

また、最近分かってきたことで「感染そのものを防ぐ効果がある」ということがわかってきました。

これまでは、新型コロナワクチンには新型コロナの発症を予防する効果があることが分かっていましたが、ウイルスの感染そのものを防ぐことができるかどうかは分かっていませんでした。

しかし、感染そのものを防ぐ効果が複数の研究から示されました。

「発症を防ぐことと、感染を防ぐことと、何が違うの?」と思われるかもしれません。

ワクチン接種者が感染しにくくなる、ということは、接種者がその周りの人に感染を広げる可能性が低くなる、ということです。たとえば、「自分は感染しても重症化しないだろうし、接種しても意味ない」と思っていた方も、自分の家族や周りの人を感染から守ることができるということになります。

半年後は十分な抑制効果が持続している

新型コロナが世界に現れてまだ1年ちょっとしか経っていません。したがって、新型コロナワクチンの予防効果がどれくらい続くのかについての長期的なデータはまだありません。

先日ファイザー社から、接種6ヶ月後の予防効果についての解析結果が報告されました。これによりますと、2回目の接種の7日後から6ヶ月後までの期間において、発症予防効果91.3%と高い有効性が確認されたとのことです。

長くなってきたので次回、副反応について書きたいと思います。

国内では、まだまだ接種が始まったばかりですが、効果についてはある程度期待できると考えてよいと思います。ファイザー社のワクチンについては変異株についてもある程度カバーするというデータがでてきております。しかしながら、今後も続々と変異株が出現する可能性がありますので今後のデータ解析などを注視していく必要はありますね。

ワクチンをしっかり接種し、早い収束を願いたいものですね。

私も先日1回目の接種をすることができました。

小平市でもワクチン集団接種(←クリック)が始まりますね。

最後に、ワクチン接種をしたとしても今までの手指衛生を中心とした感染対策はしっかり行っていきましょう!

*データ等は厚生労働省ホームページ・Covid有識者会議・感染症専門医忽那先生・山中伸弥先生等の情報・ファイザー社データ・各国論文・NHK特設サイト等を参考にさせて頂きました。